車の基本は『走る』『曲がる』『止まる』


どんなに外観がボロボロの車でもこの3点がしっかりしていれば、何の問題も無いと私が常日頃思っていること・・・

それは、『走る』『曲がる』『止まる』という車の基本的な運動性能

 

各自動車メーカーは、この基本的な運動性能を高める為に、技術開発を続けて進化して来ました。


1980年代に、ABS(アンチロックブレーキシステム)や4WS(四輪操舵)といった、ブレーキやハンドルを制御して運動性能を向上させるシステムが誕生し、その後も、トラクションコントロールシステム(TCS)、アクティブヨーコントロール(AYC)、車両安定制御システム(ESC)、衝突被害軽減ブレーキなど様々な技術が開発されました。



ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)

最近、殆どの車種に標準装備されているABS

ABSは、Antilock Brake Systemの略で、急ブレーキを掛けた際、タイヤがロックしてしまい、路面上を滑走しハンドル操作が効かなくなり制御不能となるのを防ぐシステムで、タイヤがロックし滑り始めたらブレーキを少し緩めて再びブレーキを踏み込む動作をコンピュータ制御等により自動化したものです。

4WS(四輪操舵)

4WSは、4 Wheel Steeringの略でその名の通り四輪を操舵するシステムです。

通常はフロントタイヤがハンドル操作によって左右に動きますが、4WSの場合、リアタイヤを含め全車輪に舵角を与えて、高速度域での車両安定性を向上させ、低速域での小回りを向上させています。

知名度が高いのは、日産自動車のHICAS (ハイキャス、High Capacity Actively Controlled Suspension)電子制御四輪操舵機構でしょうか?

 

TCS(トラクション・コントロール・システム)

TCSは、Traction Control Systemの略で、発進、加速時のタイヤの空転を防止するシステムです。

トヨタ自動車ではTRC、三菱自動車でTCLなどで呼称されています。

発進、加速時に駆動輪の力が路面の摩擦力より大きい場合、タイヤがホイールスピン(空転)し挙動が不安定になることがありますが、トラクションコントロールシステムは、車両の速度と各車輪の回転速度などホイールスピンを検出し、力を抑えて空転を防ぎ、特に雪道など滑りやすい路面で車体の安定性を保ちます。

 

AYC(アクティブ・ヨー・コントロール)

AYCは、Active Yaw Controlの略で三菱自動車が開発したシステムで後輪左右の駆動移動をコントロール、コーナリング中に発生するヨー・モーメントを制御し、旋回性能を向上させます。

ヨーとは、前後・左右・上下のある物体で、上下を軸として回転することを言います。


ESC(エレクトリック・スタビリティ・コントロール)

ESCとはElectronic Stability Controlの略で自動車の旋回時における姿勢を安定させる装置の一種で、横滑り防止システム、車両挙動制御システム、車両安定制御システムなどと呼称されています。

オーバーステアやアンダーステアなど車両の挙動が不安定な状態を各種センサーが検知すると、瞬時に適切な車輪へブレーキをかけ、エンジン出力を制御することによって挙動の変化を抑え、車両を安定させます。


2018年02月05日