VGSターボ搭載車、VGノズル炭化物付着によるVGノズル動作不良


従来のターボチャージャーはエンジンの出力をアップさせる為に使用されていましたが、ターボラグ(低速トルク不足)、ノッキング等の問題で使用できる車両が限定されていました。


近年、エンジンの燃料噴射系の進化と可変ノズルターボ(VGS)の出現でターボの役割も大きく変化し、低速トルクアップが可能になり、トラック、バスにも使われ、又エンジンのダウンサイジング化が急速に進んでいます。


ディーゼルエンジンのエンジン負荷、回転数に応じて、VGターボではタービン側に装着された可変ノズルベーンの開閉度合を変え、排気ガスの流量、ローター回転を変化させ、過給量をコントロールしています。


エンジンは、燃焼に最適な空気量を得ることにより燃焼効率を高め、中低速域のトルク確保と高出力を両立させる事が出き、かつ排気ガスをクリーンに保つ事が可能です。

低回転低負荷域: 開口面積を小さくすることで過給効率を維持。
高回転高負荷域: 開口面積を大きくすることでローター回転を抑える。

<長所>
全回転、負荷域において最適な給気量が得られる事でエンジンの燃焼効率を高めることが可能。
低速域の過給料を増加させ低速トルクアップが可能(参考上記トラックエンジンの性能曲線)

<短所>
構造が複雑になり、コスト高
ノズル部分は構造上潤滑ができず高温にさらされ常に動いているため必然的に摩耗してしまう。
(トラックメーカー推奨交換距離50万~80万キロ)


 

VGSターボ搭載車におきまして、ブリーザーからのオイル吸込み、及びブローバイガス過多によるターボからのオイル漏れ(ターボ正常)、取り付け後、ブローバイガス燃焼でのVGノズル炭化物付着によるVGノズル動作不足(ターボ正常)が多発しています。

※ターボチャージャー交換前に、必ずエンジン側の点検をお願い致します。

 




2018年01月26日