カーエアコン / クーラー / ヒーター

カーエアコンは車内空間を快適にする必須アイテム!?

カーエアコンの故障は、走行自体に影響する事はありません。
しかし、ドライバーにとっては、大問題です。

真夏にクーラーが効かない、真冬にヒーターが効かない、どちらも不愉快で運転どころではありません。カーエアコンには、雨の日、冬の寒い日など温度変化や湿度の変化によるガラスのくもりを止めるデフロスターという除湿機能もあります。

カーエアコンは車内を快適にする為の必須アイテムです。
定期的に点検を行いカーエアコンのトラブルを回避しましょう。

ここでは、カーエアコンの構造や仕組み、点検方法などについてご紹介します。

カーエアコンの冷房システム

 

 

冷房システムの故障事例と原因

風が出ない。微風か、強風しか出ない。

ヒューズ切れ、配線の接触不良、ブロアーモータの故障、レジスターやスイッチの故障、 エアコンフィルターの目詰まりなど

風は出るが全く冷えない

ガス漏れ、コンプレッサー電磁クラッチの不良、コンプレッサー本体の不良、配線、ヒューズなどの接触不良、センサー、CPUの故障など

最初に冷風が出てすぐ冷えなくなる

エキスパンションバルブの故障(固着・詰まり)、配管の詰まり、リキッドタンクの詰まり、サーミスターの不良、ガス量が少ない、エアコンフィルターの目詰まりなど

時間と共に効きが悪くなる

クーリングファンの回転不良、コンデンサーファンスイッチの不良(圧力センサー式の場合)、コンデンサー自体の冷却能力低下、ガス量が少ない、コンプレッサーの発熱、エアコンフィルターの目詰まりなど

ガスは規定量だが、冷えが弱い

コンプレッサー内部バルブなどの故障、エキスパンションバルブの開きすぎ、電磁クラッチの滑り、エアコンフィルターの目詰まり、CPU制御の不良(比較的新しいモデル)など

しばらくすると冷える

電磁クラッチの滑り・故障、コンプレッサーの異常発熱、ガス量が少ない、アイドルアップ用スイッチ(電磁バルブ)の故障、クラッチリレーの故障など

エアコンの効きが不安定(電気系の故障でオートエアコンなどで起きる場合が多い)

外気温センサーの不良、配線の断線、サーミスタの不良、車内温度センサ-不良、エアコン(コントロール)リレーの不良、エアコンCPUの故障、エアコンフィルターの目詰まり、コンプレッサー内部での目詰まりによる回転センサーが作動しているなど

最初は冷えるが、すぐ冷えなくなり、しばらく時間を置くとまた冷える

ガスの入れ過ぎ、高圧側が詰まり気味、エアコンフィルターの目詰まりなど

アイドリング時にエアコンが効かない、または極端に弱い

エアコンのアイドルアップ装置の故障、エンジン回転数が低すぎる、コンプレッサーオイルの入れすぎ、ガス量不足、コンデンサー、ファン、リレーなどの故障、または破損。エアコンフィルターの目詰まりなど

ガスチャージ出来ない(コンプレッサーの低圧側が高いとガスが入らない)

コンプレッサーの圧縮不良、電磁クラッチの滑り・故障、低圧側の配管の詰まり、ガス量が多すぎ、エンジンルーム内やコンプレッサーの発熱で低圧が上がり過ぎなど

ガスチャージ出来るのにほとんど冷えない

コンプレッサーの低圧側が極端に低い、エキスパンションバルブの不良、エバポレーターの不良、リキッドタンクの不良など


クーラーコンプレッサーを交換する場合の注意点

※1~3の下記作業を怠った場合、クーラーコンプレッサーの早期に破損につながります。

1) クーラーコンプレッサーの交換理由に関わらず、エアコンサイクル内の洗浄作業は必須です。

特に、コンデンサー・エバポレーターの洗浄不足がコンプレッサーの故障原因となります。 ※洗浄により汚れを落とすことが困難な場合は、部品を新品交換して下さい。 洗浄不足・未洗浄の場合、コンプレッサーの異音、焼き付き、ロックなど不具合の発生につながります。

2)クーラーコンプレッサー交換時

レシーバ(リキッド)タンク・エキスパンションバルブは必ず新品交換してから、作業を行って下さい。 ※未交換によりコンプレッサー、エアコンサイクルの作動不良の原因となります。

3 )冷媒(クーラーガス)の充填

真空引きを10~20分間かけて、エアコンサイクル内を完全に真空状態にして下さい。 対応するガス(R12・R134aなど)の種類に注意して下さい。 ガス充填の際、サービス缶を逆さまにしないで下さい。

※真空引き不足・過多、対応するガスの入れ違い、サービス缶を逆さまにしての充填などにより異音、焼き付き、ロックの原因となります。

 

カーエアコンの暖房システム

エンジンの廃熱でラジエター内の冷却水が、80℃程度に暖まると、ウォーターポンプによってラジエーターとヒーターコアに供給されます。


ラジエーターに送られた冷却水は、走行風によって冷やされ、ヒーターコアに送られた冷却水は、ヒーターコアを通過する空気を暖め、車内に送られています。

冷房システムの故障事例と原因

サーモスタット

暖房が効かない、多い原因がサーモスタットの不良です。
サーモスタットは、冷却水が適正温度になると弁を開き、冷却水を循環させます。弁が開いたままになると冷却水の温度が上昇しにくい為、暖房の効果が悪くなります。

ヒーターコントロールワイヤー

マニュアル式のヒーターの場合、温度調節レバーとヒーターコアをつないでいるワイヤー(ヒーターコントロールワイヤー)が切れると温度調整が効かなくなります。

ヒーターブロアモーター

ヒーターブロアモーターは、送風機になります。
故障すると、風量不足、風が出ないなどの症状になります。

冷却水の不足、漏れ

ヒーターコア内の冷却水が不足すると暖房は効きません。
ラジエーター、ホース類、ヒーターコアの水漏れ、ウォーターポンプの破損などの様々原因が考えられますが、最悪の場合、エンジンがオーバーヒートするので早急に修理が必要です。

オートエアコンシステム

ボタンやタッチパネルで操作するオートエアコンの場合、センサー、配線の接触、基盤などの不具合が発生する場合があります。

エアミックスダンパー

エアミックスダンパーは、風の温度調節をしています。
エバポレーターを通った冷気とヒーターコアを通った暖気を、ミックスして設定温度に調節していますが、エアミックスダンパーを動かすモーターに不具合があると温度調整が出来なくなります。